【ラノベ感想】セレクターもルリグもない世界。だけど – WIXOSS -TWIN WING-

 今回はカードゲーム「ウィクロス」がテーマのラノベ「WIXOSS -TWIN WING-」です。本作はWIXOSSのメディアミックス展開のうちのアニメシリーズ「selector」とは異なる世界観。(実体的な)セレクターもルリグもない世界。selectorではるう子が切望し成し遂げました。selectorについては劇場版で別の世界線に移行するらしく、まだまだ不穏続き。
 それでは、セレクターもルリグもない世界では、どのようなドラマが繰り広げられているのでしょうか。

 ところでラノベといっても文庫ではありません。大きさは一般的なストーリーコミックスと同じA5版。文字サイズも大きめです。表紙はソフトカバーで、お値段はお高めの税抜き1,800円。
 ところがカラーページは冒頭の2ページ、イラストも数ページと、コスパはあまり良くない気もするところですが安心してください。ウィクロスのメディアミックスでおなじみ、付録にウィクロスカードが付いてきますよ。

 著者は円まどかさん。過去に「白衣性恋愛症候群」という百合ゲーのシナリオを書かれたらしい。ということで、本作はガール・ミーツ・ガールストーリーなんだとか。物語は無駄な描写もなくテンポよく進んで行くのでとても読みやすいです。
 イラストは明治さん。付録のカードのイラストもこちらの方が描かれています。ちなみに帯で隠れている表紙の下部分ですが、これガッチリ手繋いでたりします。
 原作として「LRIG」がクレジットされていない所からもselectorとは別世界であることが伺えますね。奥付のコピーライトには表示されていますが。

 主人公は高校生の千春。中学三年のときに事故に遭い一年半もの間、入院生活を送っていた。そのため高校には一年遅れで入学。当然周りは好奇の眼差しで、馴染めそうにもないですね。
 ところで千春は事故以前は全国有数のウィクロスプレーヤーだったが、事故により一部の記憶を失ったため、ウィクロスの事は殆ど忘れてしまったようだ。千春は僅かに残る過去の記憶を辿るようにカードショップへ向かう。そして出会ったのがヒロイン的な存在の美咲。と言っても千春は美咲のことを覚えてはいないんですねえ。
 ……これで千春の名前が亜衣とかだったらアレでした。

 「キモい」や「吐く」など言葉を濁さない直球な表現はシナリオライターならではの性質なのでしょうか。モヤモヤを感じることなくむしろ好印象でした。
 ところで序盤の同級生の玉木さんの登場は何か意味があったのでしょうか。物語の終盤でボスキャラとして登場するのかなとか考えていましたが見当はずれですた。
 selectorとは違ってすっきりとクライマックスに向かい、読後感も気分の良いものでした。機会があればこの方のゲームも触ってみたい。

 さて、2/13の公開まで間もない劇場版Selector。本編の上映時間は約90分(テレビアニメ約4話分)らしい。展開も結末も予想できません……。週替わりの来場者特典も発表され公開への準備は着々と整ってきているようです。
c89selectormovie (1) c89selectormovie (2)
 昨年末のC89のWIXOSSブースにてサイン入りボードを撮影して来ました。ディスプレイにはPVが写っています。前売り券もゲットし私の準備も万端。テレビシリーズの内容を思い出せない方は公開直前のニコニコ生放送での一挙放送または廉価版で予習しましょう。
 

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