【ハイレゾ波形・周波数】ゆりしゅらしゅしゅしゅ[なちゅざんしょ!ver.] – 七森中☆ごらく部

 購入したハイレゾ音源の音声波形や周波数のグラフ(FFTグラフ)を見て楽しむ記事です。できればCDなどの非ハイレゾ音源と比較しつつ紹介していきたいのですが、両方の音源を手に入れるのは厳しいのでご容赦ください。

今回の楽曲

 今回楽しむのはこちら。8月と9月に放送された「ゆるゆりなつやちゅみ+」の主題歌「ゆりしゅらしゅしゅしゅ」、の「なちゅざんしょ!ver.」です。本バージョンは配信専用でCD未収録ですよ。
 放送に使われた通常バージョンとの具体的な相違点が気になりますが公式には明らかにされていませんでした。2chのレスによると、タイトルコールとサビ後のセリフが異なり、なちゅざんしょは基本デュエットとなっているそうです。
 余談ですが、“夏残暑”と掛けたのかな? 放送時期的にも実際の気候的にも。

フォーマット

 それでは楽曲とフォーマットの情報です。

楽曲名ゆりしゅらしゅしゅしゅ[なちゅざんしょ!ver.]
アーティスト七森中☆ごらく部
音源のアルバム名ゆりしゅらしゅしゅしゅ[なちゅざんしょ!ver.]
レコード・レーベルポニーキャニオン
マスターのフォーマット不明
配信フォーマットFLAC|48.0kHz/24bit
配信サイトmora

 前から気になっていたのですが48.0kHz/24bitってBDのPCMの規格の最小ビットレートと同じじゃなないですか。ビット深度やサンプリング周波数やビットレートの数字のみが音質を決める訳ではないとは心得ていますが、なんだかハイレゾを聴いている気分が薄れますね。
 ちなみに、テレビアニメ「桜Trick」のBD(単巻)の音声はハイレゾ(PCMの96.0kHz/24bit)で収録されているらしいです。加えてちなみにこれもポニキャン。

ハイレゾうんちく

 「ハイレゾ音源」の純粋な意味は「可聴域を超える周波数成分が含まれる音源」でしょうからやはり気分は大切です。しかし、可聴域を超える音声データを収録したデータを聴くことで得られる利点“気分”のみでは無いようです。具体的には「波形の再現性の向上」や「α波」。前者について、楽曲に含まれる波形は正弦波のみではなく、音色が加わる(合成される)ことで複雑な形になっているらしい。ところが、非可聴域の波形を削ると残った可聴域の波形が崩れ、音が劣化してしまうそうだ。へ、へえ……。割と知られている後者については省略。複数の会社(伝聴研とか)がα波を売りにしたハイレゾ音源を商品化していることを知っています。
 ハイレゾの特徴はこれ以外にもあるのでしょうが、調べた範囲ではわかりませんでした。
 ただし!、現実的にはハイレゾの恩恵は別の方面(技術的な面ではなく製作者側の意図)にも波及しているようですね。ねえランティスさん?
 あ、ハイレゾ対応スピーカー、ヘッドホンをあえて購入する必要はないそうですよ。むしろハイレゾ非対応アンプで聴いている方が多いかもしれない。

グラフ

 さあそれでは波形を見ていきましょう。利用したソフトはAudacity波形がつぶれて音圧を重視している音源(通称かまぼこ)は「音質が悪い」と評価されるようですが、今回の作品はどうでしょうかね。
yurishurashushushu
 まずは周波数から。どうやら22300Hzくらいまで音が出ているようです。並以上のハイレゾ音源であると思います。ただ、21300Hz辺りから微分係数が大きく変わっているようですがこれはどうなのでしょうか。
 ちなみに、FFTの元の計算方法の離散フーリエ変換の原理上、取得できるスペクトル情報はサンプリング周波数の2分1までの周波数帯域(参考:https://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/fft_common/fft_analys_1.htm)らしい。そもそも理論的には、サンプリング周波数の2分1までの周波数帯域の音声波形を忠実に再現(再生)できるそうですね。

 続いて波形を見てみましょう。波形が-0dBを超えている箇所、要するに上記“かまぼこ”の正確な構成部分を「クリッピング」というらしいです。クリッピング部分に赤色を着色させる表示を行ってみましたがグラフに変化がありませんでした。これは良い。赤い部分が無い=クリッピングが(ほぼ)無いということでしょう。ハイレゾとして出力(エンコード)することでダイナミックレンジが広いままファイルに収録でき、波形にやや余裕ができたということでしょうか?。 一方で、ぎりぎり-0dBに満たない部分が多く目立ち、まだまだ余裕のない感じもしますね。実際にボーカルや楽器の部分にも表れているので聴けばよく分かると思います。まあ、パッと見る程度でも潰れが無いことが分かり、並以上のハイレゾ音源でしょう。

 最後に。この曲に限らず実際にハイレゾ音源を聴いた所感としてはやはり「目の前でボーカルが実際に歌っている感」があるような気がします。何というか、音が澄んでいるというか、透明感があるというか、解像度が高いというか、ってそのままの意味じゃないか……。

 ところで先日iPhone 6sなるものが発表されたそうですね。これまでのiPhoneはDACと専用アプリを組み合わせることで初めてハイレゾ音源を出力できましたが、新型ではどうなっているのでしょうか。残念ながら、まずハイレゾ対応はあり得ないでしょう……

Post navigation


コメントを残す