【コミック感想】ピルルクの過去が明らかに – selector infected WIXOSS peeping analyze

 selectorスピンオフマンガ。全2巻完結。
 アニメではルリグだったピルルクが主人公。本名は清衣。
 1期ではアキラッキーのルリグとして一衣とバトルした際「ピーピングアナライズ」を発動し精神攻撃で一衣を敗北に追いやった。視聴者は「ピルルク許すまじ」と憎悪の眼差しで見ていたがこのマンガを読めばその意識が変わるかもしれない。

 「ウィクロス」というTCGが女子中高生の間で人気となっているとある世界。その中で清衣はウィクロス自体には手を伸ばさず、ノベライズを好んで読んでいた。
 ウィクロスも含めカードゲームには大きな特徴がある。ズバリ「一人では遊べない」。清衣は幼い頃いじめられた経験があることも相まって内気な性格で、友達は特に居ないようだ。そりゃあ、プレイする相手が居なければカードゲームはできない。そして「ハイパーぼっち」はリメンバ発祥かもしれない。
 そんな清衣に声を掛けたのが名前の知らない同級生こと坂口歩美だった。クラスの人気者の坂口は清衣とウィクロスをしたいと言う。ここで清衣の過去のトラウマが蘇る。――優しくしてくれた「友達」こそがいじめっ子の仲間だった記憶。清衣は坂口を無下に扱ってしまい、それに加えて坂口の親友にも疎まれる始末。もうやめたげてよ……。

 そして坂口は清衣を助けようとしてトラックに轢かれ植物状態になってしまう(唐突)。案の定、坂口の本心は清衣の想像と異なっていた。真実を知った清衣は坂口を助けるべく、出会ったルリグのリメンバと共にセレクターバトルを始める。
 まあこの後順調に勝ち進んで無限少女になるんですが、ご存知の通り、夢幻少女はルリグとなり元ルリグがその願いを代わって叶えるという下劣なルールに清衣も巻き込まれてしまう。でも仕方ないよね!? リメンバだって理由があって明かさなかったんだし、きっと坂口を助けてくれるはず!
 ……はい。このリメンバが曲者でした。どうなったかはご想像ください。ルリグなんてこんなもんですよ。しかしリメンバの更なるゲスな真実はこれに留まらなかった。2巻で明らかになるのでお楽しみに。

 復讐の鬼となった清衣ことピルルクはセレクターを漁り始める……。
 お待ちかねアキラッキーは1巻140ページに登場! ピルルク視点で見ると、なるほどピルルクとアキラッキーは相性抜群かもしれない。それは繭にとっても良いこと(見てて楽しい)だ。るう子とタマの対局の存在ですからねえ。
 更に2巻ではアニメinfectedの前日譚のようなものが拝める。ピルルクと晶は如何にして共闘し何人ものセレクターの願いを反転してきたのだろうか。……まあ結局負けちゃうんだけどね。

 るう子等に負けた晶の元を離れたピルルクの次なるセレクターは、坂口に瓜二つの橋本アミカだった。アミカの願いは母親を助けること。ピルルクは葛藤し、次第にアミカに惹かれて行き……。真実を告げられないまま運命が訪れる……。ある日裏路地にて繰り広げられるセレクターバトルを嗅ぎ取って向かったピルルクとアミカが出会ったのが現・清衣ことリメンバだった。リメンバは大元の体に戻るために再びセレクターとなりバトルを続けているそうだ。曰く「清衣の体は嫌だ」。うーん、酷い。酷すぎる。そして、ここで明らかになる更なる真実。つまりリメンバこそ幼少の頃に清衣を苛めていた張本人だったということでしょう。酷いとかいうレベルじゃねえ……。リメンバ許すまじ……。

 これは最後のバトル。ピルルクは遂にレベル5に進化する! あり得ない? それがあり得るかも。レベル5のピルルクはセレクターの願いを書き換える能力を手に入れ、アミカの願いを「母親が助からない」としてわざと負けた。アミカはセレクターバトルから解放され、母親も快復した。
 怒る繭。清衣は繭に愛想を尽かされ人間に戻ることが出来た。一方でリメンバは元の体を手に入れる直前でアルバムに閉じ込められてしまう。
 坂口は死んだがアミカやその母親は助けることが出来た。坂口もそれを望んだのだろうか……。一応、めでたし。

 だが劇場版によってその平穏は打ち壊されてしまうのだろう。以前お伝えしたように劇場版は「新解釈版」selectorとなるらしく、清衣の運命も変わってくるかもしれない。先日公開されたPVはご覧になりましたか? ピルルクの酷く怯えた顔が印象的です。劇場版の公開は2016年2月。楽しみに待っておこう……。

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