【ラノベ感想】告白して5分後に振る – SとSの不埒な同盟

 美術音痴な美術部員の大輝は校内で高名な美人で才女のルチアが同じく美術部員である事に気付いた。「まさか、こいつも」。何が”こいつも”なのかと云いますと……。

 読み始めて最初に思ったこと。読みやすい。徐々に物語に引き込まれて行く感じ。良い。
 さて、大輝こと主人公が何故美術部員の皮を被っているのかというとそれは鑑賞の為。美術室の真横、中庭を隔てて隣の校舎の音楽室が合奏部の練習場所だ。その合奏部の美園こそ大輝が鑑賞し妄想を愉しむ対象。そして同じ美術部員のルチアも同じく合奏部の小笠原を鑑賞する同好であった。てっきりキマシかと思ったが違ったのでちょっと安心したのは内緒。

 畳み掛けるように訪れる不都合が面白い。まずは美園と小笠原が付き合い始める兆候を見せ、それだけでも苦悩であるのに当の大輝とルチアが付き合っているという噂まで立ち始めてしまった。並んで芸術に励んだり手をつないだりしたらそりゃ誤解されますわ。さあ、どうする。

 『妄想の中では俺の理想通りの表情を浮かべ、理想通りの言葉を話すけど…(後略)』深いね。嫁がどうこう宣う人々にも聞かせたいところだが、あれはコミュニティで授受することが前提の相対的なものだから当てはまらないかも。
 因みにストーカーには自らがストーカーだという自覚は無いらしい、というのも両思いなら当てはまらないかも。

 本作を端的に言い表すと「鬼畜&カオス」。
 か弱そうな女性を見かけたらSである可能性を押さえておいた方が良いかもしれない……。

 巻末に続巻情報あり。2015年10月23日に第2巻が発売されるらしい。Sさにより磨きがかかることに期待して。よし、買うぞ。

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